ジオ(地球)に親しみ、ジオを学べる、南アルプスジオパーク。
「なんだか楽しそうだけど…具体的に何ができるの?」と、疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな疑問を解消しましょう。
南アルプスジオパークでできる楽しみ方を、3つ紹介します。
南アルプスの四季の風景を楽しもう
南アルプスジオパークは、四季折々の美しい風景を楽しませてくれます。
お気に入りの季節を見つけ、出掛けてみてください。
南アルプスは、「日本の屋根」とも呼ばれる大山脈です。
深い山々は、登山ファンにとっても攻略が難しい「最後の秘境」。
足を踏み入れるヒトの数が限られているからこそ、日本古来の豊かな自然を満喫できます。
一方で、トレッキング気分で楽しめる初心者向けコースも充実しています。
春は山々の桜を愛でながら、冬は一面の銀世界を眺めながら、自然とヒトの一体感を楽しみましょう。
温泉や美味しい食事処とセットにするのもおすすめですよ。
認定ガイドと自然を学ぼう
南アルプスジオパークには、認定ガイドがいて、自然の見どころをレクチャーしてくれます。
「中央構造線って何だろう?」「埋没林ってどんなもの?」なんて方でも、ガイドがいれば大丈夫です。
目の前に広がる自然を観察しながら、南アルプスならではの特徴と歴史を教えてもらえます。
認定ガイドは有料ですが、個人でも申し込みが可能です。
ガイドによって得意分野が異なるので、学びたい分野、知りたいこと、行ってみたい場所に応じて選んでみてください。
ジオパークガイドは、子ども向けガイドの研修も行っています。
ファミリーで「遊んで学べるジオツアー」を計画してみてはいかがでしょうか。
お弁当を持って、1日たっぷり、ジオとエコに浸りましょう。
ヒトが紡いだ伝統文化を満喫しよう
ジオパークの主役の一つは、「ヒト」。
南アルプスの中でも、特に山深い大鹿村には、独自の文化が数多く残っており、その一つが「大鹿歌舞伎」です。
300余年前から、大鹿村の各集落の、神社の前宮として演じられてきた大鹿歌舞伎。
その精神は伝統を絶やすことなく現代へと受け継がれています。
江戸時代から明治時代にかけて、厳しい弾圧を受けた時代もありましたが、その目をかいくぐって上演され続けてきたと伝わっています。
毎年、春と秋に2回行われる公演では、観客が境内にゴザを敷いて楽しみます。
現在は7つの舞台が残っていて、公演ごとにさまざまな趣を見せてくれるでしょう。
大鹿歌舞伎を目当てに出掛けるなら、公演日程をリサーチした上で出掛けてみてください。
毎年5月と10月には、歌舞伎目当てに多くの観光客で賑わいます。
どんな楽しみ方をするかはあなた次第
南アルプスの自然や歴史、文化を身近に感じられるのが、南アルプスジオパークの魅力です。
自然を目当てにのんびり過ごすのもおすすめですし、自然豊かなエリアだからこそ楽しめるレジャーで、アクティブに過ごすのも良いでしょう。
地元ならではのレストランで特別なグルメを楽しんだり、自然を感じられるお土産を探したりするのもおすすめです。
今回紹介した情報も参考にしながら、自分なりのジオとエコの楽しみ方を見つけてみてくださいね。