トピックス

長谷中学校 活動の様子を紹介します

伊那市2014年12月02日

地域に根ざした学習を通して「ふるさと長谷」に誇りと愛着を持つ長谷中生の学びと育ち

 

Ⅰ ジオパークや南アルプスを活用した学習活動等の様子

1 年度当初には、全校生徒で地域について学習 

(1)「ジオパーク」って何かな? 世界遺産登録推進室藤井利衣子さんを招いての講演会  【4月18日】

4月に「ジオパークについて知ろう!」をテーマに講演会を実施。

単に大地の活動(=ジオ)だけでなく、そこに暮らす生物(=エコ)、さらに人間の歴史や文化(=ヒト)が大きく関わっていることへの驚きを感じた生徒たち。「露頭」の存在については知っていた生徒も、「あらためて長谷がよいところだと思った」という感想を持った。ジオパークに認定されることの大変さと、これを「守る・学ぶ・盛り上げる」ことが大切だと理解した。

 

(2)全校遠足「長谷を歩く会」で露頭を見学  【5月 2日】

 長谷中の伝統行事である「長谷を歩く会」は昭和53年から続いており、長谷地区内の3コースを3年間で一回りすることで、地理・歴史・文化など総合的に学ぶことができる。今年のコースは、溝口露頭、熱田神社、中尾、秋葉街道を歩いて孝行猿の墓までの約16km。中央構造線が分杭峠を越えて遠く九州へ続いていることをイメージしつつ、露頭で内帯と外帯の見て触ってその違いを感じた。

 

2 長谷中の伝統「南アルプス太鼓」を誇りに演奏

(1)南アルプス北部開山祭  【4月25日】

 「南アルプス太鼓」は3年生全員で引き継がれ、今年は「南アルプス国立公園指定50周年」を祝う中、安全を祈願した開山祭に歌宿で演奏。標高1680m気温8℃で残雪のある鋸岳を背に、法被姿で勇姿を見せた。いつもと違う太鼓の響きを感じながらも貴重な体験ができ満足感でいっぱいであった。

 

(2)南アルプスふるさと祭  【10月12日】

 昭和61年に生まれた南アルプス太鼓は、創竜会の宮下由起夫さんの作曲と指導で「仙丈」と「タケル」の二曲を演奏している。今年も「南アルプスふるさと祭」に出演し、思わぬアンコールをいただき全力で演奏した。太鼓だけでなく、ゲームの係や花火の点火式など出番をいただくことで長谷の地にたくさんの思い出ができ、愛着を深めることにつながっていく。

 

(3)他にも多くの演奏を!

 先輩から引き継いで、初めての演奏が3月の3年生を送る会。以後、翌年の入学式、開山祭、サンハート美和への訪問、長谷保育園の夏祭り、くろゆり祭(文化祭)、伊那養護学校との交流会、中部音楽会など多くの機会に演奏している。さらに今年度は、SBCコンクールに出演し、優秀賞をいただいた。

 

3 南アルプス 仙丈ヶ岳登山   【7月23~24日】

 生徒数減少に伴い、1,2年生合同で鹿嶺高原でのキャンプと、仙丈ヶ岳登山を隔年で実施。今年は登山の年であり、天候にも恵まれ一泊二日の日程で豊かな自然をたっぷりと味わった。

 事前学習では、鹿の食害についての講話や、南アルプス北部山岳遭難防止対策協会の方に装備を見せていただきながら山の厳しさを教えていただくなど、山のすばらしさだけでなく厳しさにも目を向ける学習ができた。

 

4 入野谷学習(総合的な学習の時間)の「自然探索講座」における学習

 長谷中学校では、今年度3つの講座に分かれて学習を進めた。その1つである「自然探索講座」の13名は、外部講師の方に講話や指導をうけたり、外へ出て観察したりと体験的な学習を重視した。ジオパーク大会に関連した学習活動もあったが、生徒一人ひとりのねがいや課題を大切にして、それぞれが追究を深めた。

 

(1)新露頭の見学   【5月16日】

 地質や地層が露出した「露頭」は、学校横の「溝口露頭」以外にも美和湖に2ヶ所あり、この日は流木などを撤去して見やすくなった現場を見学した。

 

(2)「黒川と三峰川に出かけて、石ころウォッチング!」  【5月16日】

 一日入野谷学習では、河原にでかけて、蛇紋岩や石灰岩、緑色片岩など、様々な岩石を観察した。講師の北村健治先生から、石は割ると新鮮な面が見えると教えていただくと、さらに興味津々。拾った石は、校内に岩石を紹介する場所を設置してわかりやすく展示した。設置した看板には、「長谷の宝・長谷の石」と記入された。

 

(3)新露頭の名称の考案向けて地名の由来等の学習会  【5月30日】

まだ名前のない露頭の名称を中学生に決めさせていただけることになった。前長谷総合支所長の中山晶計様を講師に、昔からある地名を学ぶ機会を設け、それを参考に新露頭の名称を考えた。

そもそも中学校がある「溝口」は、溝(=長い谷)の入口という意味であることなど、長谷地区の地名の由来に興味津々。これらも参考にして中学生が考案した「新露頭」の名称候補は、次のとおり。自分のアイディアが採用されるかもしれないと真剣に考えた。

 

総合グランド南の露頭の名前の候補

非持露頭   長谷露頭  美和露頭   桃の木平露頭  非持南露頭  ダム下露頭  三峰露頭  びわぶち露頭  非持桃の木平露頭 見え隠れ露頭   美和湖露頭   今昔露頭 しずんじゃう露頭  長谷の谷露頭

中学校北側の露頭の名前の候補

長谷中学校露頭  自然露頭  槻木(つきのき)露頭  溝口第2露頭  隠れ露頭   美和湖露頭  初瀬溝口露頭  お・も・て・な・し露頭 長谷中心露頭 美和露頭  親水公園露頭  長美露頭  仙丈露頭  学校露頭  湖露頭  浸水露頭  2つ目の溝口露頭  溝口北露頭  中学生が名前を考えた露頭

 

(4)「断層カステラ」を調理。「化石の碑」を紹介する看板製作など、個々で課題追究。  【9月 5日】

中学校の昇降口にある大きな「化石の碑」。それが砂岩でできた「化石の碑」であることや、約1億年前のサンカクガイの化石が含まれていることを学んだ。竹澤長衛さんが見つけたもので、かつて美和小学校戸台分校にあったものを廃校を機に中学校へ運ばれたものだという経緯を知り、ぜひ多くの人に注目してもらえるようにと「看板づくり」を計画し製作、設置した。

「外帯と内帯をカステラで表現してみたい。」「こんな商品があって、長谷のお土産に販売して盛り上げたい」というねがいから、二色の生地を組み合わせた「断層カステラ」を焼き上げた。見た目だけでなく味もおいしく好評だった。

 

(5)「いざ、ハンマーを片手に化石を発掘!」  【9月 5日】

戸台まで出かけ、急な斜面を登りヘルメットをかぶってひたすら石を割った。アンモナイトの化石が17個、二枚貝が6個他にも植物や生痕等の収穫があり、化石保存会のルールに則って長谷公民館にある収蔵庫に納めるために、標本づくりを学んで保管した。

 

(6)新露頭の名称が正式発表  【9月25日】

「非持露頭」「溝口北露頭」

文化祭前日準備という慌ただしい中であったが、総合グラウンド南側の露頭を「非持露頭」、長谷中学校北側の露頭を「溝口北露頭」という名称に決まったことが正式発表され、自然探索講座の生徒全員がこの発表会に参加し、伊那市長さんから直接名称が発表された。

 

(7)くろゆり祭(文化祭)のステージで学習内容を発表  【9月27日】

 自然探索講座以外の生徒や、これまでの学習を指導していただいた地域の方や専門家の先生方へ向けて、どんな学習から何を学んだかを、ステージで発表した。

 地域を学習する中で、自分で追究してみたいことを見つけて課題を持ち、半年間積み上げてきた学習成果について写真を交えて伝えることができた。

 

(8)ジオパーク南アルプス大会の閉会式で学習内容を発表  【9月28日】

 自然探索講座の3年生3名が代表して、閉会式の冒頭で自分たちの学習成果を発表した。緊張しながらも今までの学習成果を堂々と伝えることができ、会場からは、時々笑いも起こる楽しく充実した発表になった。

 

Ⅱ ジオパークや南アルプスを活用した学習活動等の目的やねらい 

1 「ふるさと長谷」に誇りと愛着を持てる生徒

  今年度、長谷中学校が重点としている3つのうちの1つである。自分たちの住む長谷地区にある自然、歴史、文化を理解し、体験的な学習を通して、ふるさとに誇りと愛着が持てる生徒になってほしいと考えている。

 

2 「ふるさと長谷」のすばらしさを外部へ発信する中で自信を深める生徒

  ジオパークや南アルプスに関する学習発表だけでなく、合唱や南アルプス太鼓などの音楽活動、花壇作りや地域へ花の苗の配付、福祉施設訪問などの地域とのつながりを大切にしている長谷中学校の生徒たち。このような発信の機会や地域との関わりを重ねることで、地域の良さを再認識すると同時に、長谷で生まれ育ったことが自分の財産になり、自信へつながっていくものと考えている。

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