見どころ紹介

南アルプス横断ルートⅠ

鷹岩(温石岩)

 仙流荘を東に向かうとまもなく、岩山をくり抜いたトンネルをくぐります。この岩山は三波川変成帯の緑色岩でできていて、鷹岩とよばれています。

 鷹岩の名は昔、岩山に鷹の羽を広げた形をした岩があったことからつけれました。トンネルをくぐって左手に見える岩のがけは蛇紋岩でできている温石岩です。蛇紋岩は文字通り、岩石の表面が蛇の皮膚のようすに似ている深緑色をした岩石です。

 鷹岩(左)と温石岩(右)

幕岩


 戸台大橋を過ぎ、南アルプス林道を登っていくと、戸台川がはるか下を流れ、対岸の斜面が目の前に迫ってきます。特に白く帯のように連なる幕岩の岩壁は、雄大な眺めです。幕岩は秩父帯の石灰岩が露出した大岩壁です。
 この石灰岩の帯は対岸からこちら側へ、さらに南の大鹿村まで続いています。石灰岩の帯をよく見ると、東へ傾斜しています。南アルプスの北部ではこのように地層がみな東へ傾斜しています。
 付加体として大陸にくっついた時は西へ傾斜していましたが、その後、伊豆・小笠原弧との衝突で、東から押し上げられ、まくれあがったため、東へ傾斜するようになりました。

地層のまくれあがり

仏像構造線 唐沢露頭

 
 さらに東へ進むと、唐沢をわたるあたりで秩父帯と四万十帯を分ける仏像構造線が現れます。

 仏像構造線をはさんで西側の秩父帯の石灰岩と、東側の四万十帯の砂岩が接しています。仏像構造線は、中央構造線とほぼ平行して沖縄本島まで続いています。

鹿窓

 鋸岳の小ギャップと第二高点との間に、高さ3mほどの小さな穴が確認できます。これは断層の部分が雨や風で侵食されてできた自然の穴で、鹿窓と呼ばれています。

 鋸岳は、1500万年ほど前に甲斐駒・鳳凰花崗岩のマグマの熱で焼かれてできたかたい岩石からなる山です。断層などの割れ目が多いため、鋸のようにギザギザしています。

甲斐駒ヶ岳

南アルプスの北の主峰である甲斐駒ヶ岳(2,967m)は、夏でも山肌が白く、雪があると見間違うほどです。甲斐駒ヶ岳周辺だけは、地下でマグマが固まってできたごま塩模様の岩(花崗岩)でできていて、それが南アルプスの隆起に伴って地表に現れています。山頂や登山道にはほこらや石碑があり、信仰登山の山であったことをしのばせます。

林道バス終点の北沢峠から、山頂まで4時間弱。林道バス車中からその姿を見ることもできます。

仙水峠の岩海

 南アルプス林道の終点北沢峠から甲斐(東)駒ケ岳へ向かう途中に仙水峠があります。その手前の西斜面は一面が岩で埋め尽くされています。
 この沢山の岩の塊は、2万年ほど前の氷河期につくられたものです。これらは岩山に染み込んだ水が、凍ってふくらむことで岩山をくだいてできました。

仙丈ケ岳

 氷河に削られたお椀の底のようなカール地形や、氷河に運ばれた岩屑がたまったモレーン等を見ることができます。
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